血糖値を下げる生活習慣

血糖値を下げる生活習慣と食事

血糖値の上昇は、簡単に言えば糖分を多く取り過ぎていることから起こります。従って、基本は健康な食生活をすることで、改善がされます。食生活でNGなのは、食べすぎ、早食い、ため食いです。食生活が乱れる原因を特定することはもちろん、よく噛んで食べるなど、食べ方を改善することも大切です。また、1日3食まで、栄養バランスを考えつつ、脂肪や糖分などを適正にした食事管理を行います。そこに睡眠や運動を加えて、全体として規則正しい生活ができれば、血糖値は徐々に正常な値に回復していきます。

食生活を中心とした生活習慣改善ポイント

正しい食生活をするにあたって、ポイントを抑えておきましょう。まず1つは、食事のバランスです。血糖値を下げるためと言って、食事の回数を減らしては、逆にバランスは崩れてしまいます。1日3食を腹八分目で済ませることを意識しましょう。また、各食事のタイミングも重要です。朝食は毎日きちんと取ること、そして、夕食は遅くならないようにすることが大切です。昼食は1日の中でも前後に活動を行う時間帯ですので、それほど気を使う必要はないと言われています。少々多めに取り過ぎても大丈夫です。一方で夕食は、摂り過ぎると睡眠の質を悪くしますし、胃への負担がかかります。早めに食べて、しっかり消化した状態で睡眠を取るのがベストです。

また、栄養バランスも意識しましょう。特に「これを食べる」というのではなく、主食としておかず1品、主菜としてサラダを1品、副菜として、おひたしや冷奴などを2品といったように、毎回の食事で大体のバランスを決めておきます。定食屋に入った際にも、これくらいの管理なら簡単にできます。また、油や脂肪の取りすぎには注意しましょう。糖分については、食事の際に意識する必要はあまりありません、糖分の過剰摂取は間食や飲料で起こりますから、そこに注意しましょう。

他にも、野菜を食べることは重要と言われています。ビタミンや食物繊維が取れることはもちろん、水分を食事から適度に摂取することで食べ過ぎを防止します。また、食物繊維は糖分や脂肪の吸収を穏やかにします。