プチ断食で血糖値を下げる

プチ断食の目的

血糖値を下げるための方法として、プチ断食があります。その名の通り、1日、あるいは1食に限って、食事を取らずに水分だけ摂取するというものです。断食のイメージには宗教家の修行といったものがありますが、健康法としても最近は注目を集めています。特にこのプチ断食は、短時間だけの我慢で誰でも簡単にできます。そして、いろいろな健康面のメリットがあり、血糖値を下げることもできるとあって、すでに実践している人も多いです。

プチ断食の効果は、第一に内蔵を休ませることです。食物は胃や腸で消化吸収されます。毎日欠かさず3食を食べていると、胃腸は休む暇がありません。体と同じで休みなしで働いていると疲れがたまり、機能が低下します。機能の低下が起こると、例えば糖分の吸収が悪くなり、血液に糖分が多く流れこんでしまいます。その結果、血糖値が上昇することもあるのです。また、血糖値の改善にいい食品や栄養素を摂取しても、内臓の機能が低下しているとそれを効率よく吸収することはできません。血糖値と食事は切っても切れない関係にあり、食事をさせるのは胃腸です。その機能を改善するのがプチ断食です。

プチ断食の注意点

プチ断食はあくまで固形物を断つことであり、飲み物は取って構いません。むしろ、内臓を綺麗にすることが目的なので、水分をたくさん取って、代謝を上げ、老廃物を除去するのが良いでしょう。また、食事はとらなくても、スムージーや野菜ジュースなどは摂取してもいいです。特に食物繊維を含むものは、空っぽの胃腸に入って老廃物を絡めとってくれるので、積極的に摂取しましょう。

また、プチ断食をした翌日の食事にも気を使いましょう。前の日に1日かけて内蔵を休ませていたので、いきなりたくさんのものを食べたり、負担の大きいものを食べたりすると、胃がびっくりしてしまいます。おすすめとしては、消化のいい胃にやさしいもの、おかゆやバナナなどが最適です。断食後は食欲がなくなっている可能性もあるので、とりあえず朝はヨーグルトやジュースだけでもいいでしょう。