血糖値を下げる納豆

高血糖による病気のリスクと納豆

血糖値が高まると、いろいろな病気のリスクが高まります。まず有名なのは糖尿病でしょう。糖尿病は血糖値のコントロールができなくなり、体中の組織に栄養が行き渡らなくなって、細胞が大きなダメージを受けてしまいます。また、血管の病気全般のリスクを高めます。例えば高血糖で血液がドロドロになると、ちょっとしたことで血管が詰まりやすくなります。これが脳の周辺の血管で起これば脳梗塞などの重篤な病気を引き起こします。この点について、血管の詰まりを改善することが大切になります。

血管に関する病気は、食品によって予防することができます。例えば納豆は、血液の中にできるタンパク質の固まりを溶かすことができます。血液中に血栓ができ、それが血管に詰まることを防ぐのです。納豆には、ナットウキナーゼという独自の酵素が含まれています。この酵素は、血栓をつくるフィブリンという名前のタンパク質を分解する作用を持っています。血栓に直接働きかけるとあって、最近は特に注目されている酵素です。加えて、人間はもともと血栓を分解する酵素を持っていますが、ナットウキナーゼはその酵素を活性化させる効果も持っています。直接的にも間接的にも、血管の詰まりを防いでくれます。

納豆のいろいろな効果

納豆には他にも、いろいろな効果を持っています。例えばサポニンという成分が含まれており、これは脂質を燃焼してエネルギーに変えます。他にも、鉄分、カルシウム、ビタミンKなどが豊富です。また、血糖値を下げる効果ももっています。ビタミンB群を豊富に含んでおり、これが糖質を分解します。また、体脂肪の燃焼の効果も持っています。

納豆はこのように、いろいろな効果を持っている一方で、体に悪い物質は特に含んでいません。しいて言うならば、しょうゆをかけ過ぎると血圧を高めてしまうので、ほどほどにしましょう。コンビニなどでも簡単に購入でき、値段も安く毎日のおかずにできるので、3食のうち1回は納豆を食べる習慣をつけると、いろいろな病気の予防に効果的です。