血糖値を下げる大豆食品

タンパク質豊富な大豆

大豆には血糖値を下げる効果のあるタンパク質が含まれています。タンパク質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。その名前の通り、動物性タンパク質は肉や魚に多く含まれています。一方で植物性タンパク質は、野菜に含まれるタンパク質です。中でも代表的なものが大豆です。また、大豆が原料の食品にも多く含まれています。例えば豆腐、油揚げ、豆乳といった身近な食品で手軽に摂取できます。大豆以外には穀物、イモ類などがありますが、それらと比べても含有量は大豆が圧倒的です。

特に、大豆に含まれているタンパク質は、その質が良いことで知られています。人間が体内で生成することのできないタンパク質、つまり食品によって積極的に摂取すべきタンパク質である、必須アミノ酸を9種類も含んでいます。そして、必須アミノ酸の1つであるリジンが、血糖値の改善に効果があります。

リジンの効果

大豆に含まれるリジンは、いろいろな効果をもっています。例えば、肝機能を高める効果、成長を促進させる効果、集中力向上といった効果です。また、血糖値に関連する効果としては、ブドウ糖の代謝促進があります。大豆や大豆から作られた食品は、栄養価が高い一方で、水分を多く含むためにカロリーが低く、満腹感も得られます。従って、血糖値の改善を目指しつつ、満腹感や栄養はしっかり得ることができるのです。他のタンパク質と比べても、脂肪分が少ないのもメリットです。脂肪の取り過ぎは血管を痛め、高血糖の原因にもなります。血管や血液に関するリスクを高めてしまいます。健康食品であり、血糖値を下げる効果を含む大豆は、食事管理の際にぜひともメニューに加えておきたい食材です。

メニューに加える際には、淡白な味を補う意味で、いろいろな調理法をすることをおすすめします。ハンバーグに混ぜる、炒めものに混ぜる、汁物に入れるなど、工夫次第で毎日飽きること無く摂取できるのが大豆です。もちろん、豆をそのまま活かした調理法も用いると良いでしょう。